めまいとは、

このような症状が出ていることをいいます。

めまいは日常的に経験する症状の一つですが、現在めまいや耳鳴りに悩む方は若い世代も含めて増加しています。

めまいになると「脳の病気かも！」と不安になる方も多いですが、めまいで医療機関を受診した中で病気が原因のめまいは5%以下といわれています。つまり、大多数のめまいが病気が原因ではないタイプのめまいということになります。

では、めまいの原因とは何でしょうか？

病気が原因ではないめまいの原因は自律神経が乱れていることです。自律神経失調症ともいいます。

なぜ、自律神経失調症でめまい症状が出るのでしょうか？

それは自律神経が乱れたときに影響が出やすい部位だからです。ストレス反応が出やすいところやあまり強くないところと言ってもいいでしょう。

実際、めまいの患者さんに聞くと子供時代から乗り物酔いしやすかった、立ちくらみしていたなどがよく見られ、親族に似たような症状の方がいるなど遺伝・体質も関係しています。

自律神経失調症によるめまいのメカニズムを説明しましょう。

疲労やストレス、体の歪み、睡眠不足などにより自律神経が乱れて、平衡感覚を司る脳幹や小脳、三半規管、目や耳などが血行不良により機能が低下すると、フワフワする・地面が揺れている「動揺性めまい」が起きます。

自律神経は姿勢の変化（座っていてパッと立つなど）による頭への血流の調節もしているため、立ちくらみなどの「起立性のめまい」が起きることもあります。

グルグル回るめまい「回転性めまい」は耳が原因で起きますが、自律神経の乱れでも起きることがあります。

これは耳が頭の位置情報を脳幹に送っていて平衡感覚をとっているのですが、脳幹は自律神経調節の場でもあるために自律神経が乱れると平衡感覚も影響を受けてしまい、バランスがとれなくなって回転性のめまいとなるからです。

めまいの原因は自律神経が乱れていることですので、自律神経を整えることがめまいの対策となります。

こういったことが体で起きていて自律神経を乱しています。

また、めまいの原因であるストレスはひとつではありません。
具体的には・・・

①体のストレス：疲労、体の歪み、姿勢の悪さ、運動不足など
②心のストレス：いやだな～、つらいなという気持ち。抑圧された感情や認知の偏りなど
③飲み・食べ物、光刺激などのストレス：カフェインやスマホによるブルーライトなど
④天気のストレス：暑さ、寒さ、日照不足や気圧、温度、湿度

これらのストレスが重なって筋肉が緊張し体が歪み、アゴ・頭蓋が歪むことでめまいとなります。

このようにめまいの原因はひとつではないため、病院に行き薬を飲んでもなかなか良くならないことがよくみられます。さらに患者さんによってめまいの症状が異なることも治療を難しくしています。

めまいには自律神経専門の整体が必要です。お困りの方はぜひご来院ください。